アルミ スパンドレル、
ガルバリウム鋼板といえばアサヒ金属株式会社

メンテナンス・注意事項

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当社スパンドルの基本的ご注意事項

カラーバリエーション

切り替え、廃色の場合、予告なく変更する場合がありますことを予めご了承ください。

スパンドレル:長さについて

アルミ押出型材スパンドレルは定尺販売いたしておりますが、それ以外のロールフォーミングスパンドレルに関しては、ご指定寸法、本数でご注文を承っております。
L:8000mm迄は問題なく製造可能ですが、それ以上についてはご相談ください。
※ 長物配達に関しては、都度確認になります。(住所・形状・本数等教えていただければ確認致します。)

ロールフォーミングスパンドレル公差について

社内検査基準は下記の通りです。

◎断面寸法精度 働き幅に対して、±0.5mm   ◎全高、全幅精度 全長L間において、±0.5mm
◎切断寸法精度 全長Lに対して、±2.0mm   ◎外観仕上げ 疵、へこみ、汚れ等有害な欠陥がない

検査基準を合格した製品が出荷されますが、製品の特性ゆえの多少のゆがみが発生することがありますことを、予めご承知置きください。
また、納入後施工完了迄の製品お取り扱いについては、慎重を期されるようお願い申し上げます。
特に幅広、長尺物については、細心の注意をお願いいたします。

防火基準について

社内検査基準は下記の通りです。

◎鋼板   不燃認定番号:NM-8697
◎塩ビ鋼板   不燃認定番号:NM-1955
◎カラーアルミ   不燃認定番号:NM-8597
◎ベルビアンシート(ロール)    不燃認定番号:NM-0765
◎ベルビアンシート(押出)    BW-3 不燃認定番号:NM-3280
BW-4 不燃認定番号:NM-3278
◎オレフィンシート(ロール)    不燃認定番号:NM-3832

全国各市町村では火災に強い街にするために、建築物に対し、各種防火基準を設けております。 当社が所在する、都内足立区を例にとれば、防火地域、準防火地域を定め、建築物の構造を規制しております。 規制された地域はそれぞれ、建物の大きさによって、下記の様に分けられております。

  • ◎ 耐火建築物としなければいけないもの
  • ◎ 準耐火建築物としなければいけないもの
  • ◎ 木造建築物(防火構造)でよいもの

スパンドレルは単体での耐火認定が取得できませんので、石膏ボード、木毛セメント、繊維強化セメント板等の材料を下地材として使用し、認定を取得するのが一般的です。
例えば、全国木質セメント板工業組合では下記の材料で、耐火構造(非耐力)一時間壁の認定を取得いたしております。

金属板(0.35mm)+石膏ボード(15.0mm)+木毛セメント板(25.0mm)

また、旭化成建材株式会社は、金属外装用下地高断熱・耐火パネル、「ネオマ耐火スパンウォールR」を2種類販売いたしております。

◎壁30分耐火構造 FP030NE-0073   中質木毛セメント板複合高性能フェノールフォーム壁パネル
◎壁60分耐火構造FP060NE-0074   中質木毛セメント板複合高性能フェノールフォーム壁パネル

ガルバリウム鋼板(生地)/カラーガルバリウム鋼板ご使用時の注意

ガルバリウム鋼板(生地)・カラーガルバリウム鋼板は国内販売から30年を過ぎ、その優れた耐久性が広く認知され多くの建築資材に採用されておりますが、取扱方法、使用環境、外的要因により思わぬ現象が発生することがございます。それらの現象を最小限に抑えるためにいくつかの注意点をご紹介させていただきます。

北面、西面等の日が当たりにくい箇所での変色

ガルバリウム鋼板の(生地材)に発生致します。
ガルバリウム材の特性である55%AL-ZN合金メッキ部分にごく薄い亜鉛酸化皮膜が形成されその部分が“灰色~黒っぽく見える現象”です。
“灰色黒変現象“とも言われ、耐食性を含め機能面では問題がありません。
一般的には湿気の多い部分に発生しやすく避けがたい現象です。
意匠性を重視される個所にはカラーガルバリウム鋼板をお勧めいたします。

雨掛かりが無い・少ない箇所での変色、腐食

軒天部、軒天付近の外装部では、塩分、酸性・アルカリ性分等の腐食に繋がる汚染物質が洗い流されずむしろ濃縮され腐食の進行を早めます。
そのため軒天部、その付近の外装部には定期的な洗浄(水洗い)をお勧めいたします。
(水洗の際には、屋内への漏水にご注意ください。)

屋外でガルバリウム鋼板を積重ねた状態での保管について

ガルバリウム鋼板のスパンドレルを積み重ねた状態では、スパンドレルの面と面との間に湿気が浸入し早期に黒変現象や腐蝕を起こす場合がございます。また降雨を防ぐために多く使用されているブルーシートは湿気が下部( 地面・コンクリート面)から侵入しやすく、シート内部が蒸された(高温多湿)状態になります。
そのため擦り傷防止のためにスパンドレルの表面と表面の間に挟み込まれた極薄のビニールシート材が表面に癒着することもあります。
屋外での長期保管は避けてください。
※ 耐候性の優れたガルバリウム鋼板ですが、上記の特性をご理解されより長く御愛用戴ければ幸いです。

施工時のご注意事項

スパンドレル切断

素手、または素肌を露出した服装での作業はお止めください。ケガその他事故の要因となります。

下地材

外壁、軒天部等、風圧荷重がかかるところは、下地を含めた強度を十分確認して施工してください。
軒天部分は耐風圧用天井下地材をご採用ください。

割付

一定幅で施工する場合、墨出しをしたうえで、働き幅で割り付けてください。
( 誤差は目地幅で調整してください)
参考割付図をご覧ください。

スパンドレル張り終い

事故防止の観点から、目地部上部から、ビスで確実に固定してください。
施工納まり図をご覧ください。

施工時のメンテナンス

製品の取り扱いには十分ご注意ください。切り粉、モルタル、水、汚れ等が付着した場合、速やかに除去してください。

止水処理について

スパンドレル本体での止水効果はありません。取り付けの前工程にて止水処理を行ってください。

補修(タッチアップ)塗料

補修用塗料は施工時または施工後の、ごく狭い範囲の軽微な擦り傷の補修にご使用ください。
製品の変形を伴う傷や、広範囲にわたる塗装には適しておりません。
この場合には専門の業者にご依頼ください。
なお、補修用塗料はスパンドレル常備色製品とは塗装工程が異なりますので、
色や艶などに若干の差異が発生致しますことを予めご承知置きください。
※ 補修用塗料は、マニキュアタイプ、内容量(13mlになります) ★別途運賃が発生いたします。

《使用方法》
◎最小限の範囲内でご使用ください。
◎補修する部分のゴミ、ホコリ、油脂、水分などの付着物はウエスなどで拭き取ってください。
◎筆先で補修部を刺すイメージで少量ずつ乾かしながら塗り重ねてください。
この場合、下層の乾燥状態を確かめてから塗り重ねてください。
◎塗料の乾燥は気象条件(特に温度、湿度)等で多少の変動があります。

《使用上の注意》
◎カラカラと音がしてからさらに上下に40回以上振ってください。
◎キャップを開ける時は横にしないでください。
◎使用中は充分換気に注意してください。
◎使用後はよくフタを締めて、40℃以下で子供の手の届かない所に保管してください。
◎誤って飲み込んだ場合には、できるだけ早く医師の診察を受けてください。
◎中身を使い切ってから破棄してください。

《危険有害性情報》
◎引火性の高い液体及び蒸気
◎吸引すると有害
◎発ガンのおそれの疑い
◎臓器の障害
◎飲み込むと有害のおそれ
◎皮膚刺激
◎遺伝子性疾患のおそれの疑い
◎生殖能または胎児への悪影響のおそれ
◎長期および反復ばく露による臓器の障害

納入後、施工迄の製品の保管、お取り扱い、及び施工後のメンテナンスについて

施工までの現場、倉庫等における製品の保管、お取り扱いについて

スパンドレルは化粧材であり、その保管、搬送にあたっては汚損のなき様十分ご注意ください。
仮に、搬送時にスパンドレルの両端を持って著しくたわませた場合、歪みが発生し、これが製品に「ベコ」となって表われ、クレーム、トラブルの原因になります。
保管にあたっては、根太等を利用してたわみのない様に、水平を保って必ず横置きにしてください。
また横置きする際には、製品を重ね起きしすぎないようにご注意ください。製品自体の加重により、製品が歪む可能性があります。
※特に水漏れや湿気の多い状態で、長期間重ね置きした状態が続いた場合、スパンドレル本体と緩衝材が密着してしまうことがありますので長期間保管する際には十分ご注意ください。

施工後の製品のメンテナンスについて

《鋼板スパンドレル》
施工後の、手垢、指紋跡による汚れは、中性洗剤か石鹸水で拭き取れます。
これで取れない場合は、有機溶剤(アルコール等)を用い、溶剤が乾かないうちに、きれいな布で拭き取り水洗いしてください。 尚、有機溶剤については事前に溶剤が塗膜に影響を与えないことを確認してください。
施工後、永く美観を保つためのメンテナンスが必要となります。
年に1~2回の水洗い、または中性洗剤による清掃をお勧め致します。(この場合、最後に水洗いが必要になります。)
施工箇所、また地域によって、経時劣化は若干異なりますが、太陽光線、雨露、気温、大気中の亜硫酸ガスなどにより、年月を経るに従い

施工後のメンテナンスについて

の順で、塗膜の劣化が進みます。
塗り替えの時期は、ふくれ発生前の段階で実施されることが理想です。
当社カラー鋼板スパンドレルは、大型の屋外広告等の下地材として、広く採用されております。

《カラーアルミスパンドレル》
施工後の汚れの清掃、及びメンテナンスについては、鋼板スパンドレルと同様に対応してください。
カラー鋼板も同様ですが、シンナーは製品にダメージを与えますので、その使用は避けてください。

《アルミ押出型スパンドレル》
内装材として、広く採用されておりますが、特に軒天部の場合、直接雨水に洗われることもないことから、他の使用個所と比較して汚れが付着しやすく、またガスが溜まり易いという、最も条件が厳しい箇所といえます。
カラーアルミ同様に、メンテナンスは極めて重要となります。
施工後の汚れの清掃、及びメンテナンスについては、鋼板スパンドレルと同様に対応してください。
また、建築物全体の水切れを良くして、結露の流れ口や水抜きの排水を良くする等、設計上、施工上の配慮も大変重要であります。
特に、酸、アルカリとの接触により、裏面から腐食する場合があり、施工にあたっては下記の様にご検討ください。

◎ 下地を濡らさない
◎ 空間をとる

《その他》
メンテナンスについての、不明な点はご相談ください。尚、補修塗料を用意いたしておりますので、必要な場合、お申し付けください。
※ 別途、料金・運賃が発生いたします。

塗り替え再塗装について

塗装補修工事等ご要望の場合、別途ご相談ください。

お問い合わせはこちら

ご不明な点やご相談がございましたらお気軽にお申し付けください。

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